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テレワーク推進、人材育成を支援 宮城・丸森町、民間2社と連携協定 子育て世帯も働きやすく

 丸森町は、子育て世代のテレワーク推進に向けて、不動産情報サービスの「LIFULL」(ライフル、東京)と情報通信技術(ICT)環境構築支援の「まるもりんく」(丸森町)の2社と連携協定を結んだ。

スマートフォンでSNS運用を学んだテレワーカー育成講座=12日、丸森町保健センター

 テレワークの人材を育成し、子育て世帯も働きやすい環境の創出を図る。新たな働き方を支援することで就労先が限られる町内から若い世代が流出してしまう状況を改善し、移住者の受け入れ環境を整える。

 当面の取り組みとして、ライフルがデータ入力や交流サイト(SNS)運用代行などの業務を紹介。まるもりんくが町内拠点となってテレワーカーをサポートする。

 町は8月から協定締結の今月12日までテレワーカー育成講座を5回実施。町内で子育てする母親10人が参加し、SNS運用や記事作成の基本に挑戦した。

 6歳の娘を抱える元保育士の宮本佳苗さん(42)は「子育てと仕事の両立に難しさを感じていた。私でもテレワークができるのかと思ったが、非常に丁寧に教えてもらえた」と語った。

 町保健センターでの締結式で保科郷雄町長は「子育てしやすく、自分らしい働き方もできる町を発信していきたい」とあいさつ。ライフル担当者の原田奈美さんは「テレワークへの挑戦を支援していく」と述べ、まるもりんくの浅野瑞穂代表は「驚きと面白さ、楽しさを共有していきたい」と話した。

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