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街の今昔、写真で比較 仙台・上杉山中 25年2月にパネル展

佐藤代表(中央)と一緒に古い写真の撮影地点を巡る生徒=仙台市青葉区の愛宕上杉通

 仙台市青葉区の上杉山中の生徒有志が、地域の古い写真と現在の風景を見比べ、街の魅力を再発見する「ここダネ!」に取り組んでいる。1960~2000年代に撮られた計6枚の撮影地点を巡って写真を撮影し、新旧を並べたパネル展を開く。

 フィールドワークが4日にあり、2年生5人が参加した。出版社「風の時編集部」(宮城野区)の佐藤正実代表(60)に教わりながら、校内外を歩き、昔の写真と同じ構図になるようカメラに収めた。

 閉店した寝具店が写る愛宕上杉通の写真には「懐かしい」と歓声が上がった。参加者の一人、鈴木美汐(みしお)さん(13)は「小学生の頃から毎日通っているので撮影地点はすぐ分かった。昔の写真を見るのは楽しい」と声を弾ませた。

 パネル展は来年2月ごろ、上杉コミュニティ・センターで予定する。佐藤代表は「レコードが新鮮なように、若い世代には古い写真が新鮮に映るようだ。パネル展がさまざまな世代の交流の場になってほしい」と話す。

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