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海と山の幸に舌鼓 宮城・南三陸で産業フェア

カキ汁などが振る舞われた産業フェア

 宮城県南三陸町の農林水産品が集まる恒例の「南三陸町産業フェア」(実行委員会主催)が11月3日、同町の町総合体育館駐車場であった。秋晴れの下、町内外から訪れた多くの人が志津川湾のカキ、町内産の新米など旬の食材を味わった。

 地元の漁協や農協、住民グループ、南三陸高商業部などが約40のテントを構えた。カキ汁や牛鍋が振る舞われ、ネギやワカメの詰め放題、南三陸杉の丸太切り競争、鮮魚を特価で売る模擬競りなどが開かれた。

 模擬競りでカニやブリなどの詰め合わせを競り落とした仙台市泉区の会社員男性(52)は「競りは盛り上がって面白かった。しばらく魚を満喫したい」と笑顔で話した。

 町内では「南三陸冬の三大祭り」として、おすばで祭り(12月29日)、寒鱈(かんだら)祭り(来年1月19日)、牡蠣(かき)祭り(同2月23日)が予定されている。

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