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みちのく潮風トレイルの拠点施設 宮城・ 名取トレイルセンター来館者が10万人到達

来館10万人目の記念品を受け取る中田さん(右端)

 東北の太平洋岸を縦断する自然歩道「みちのく潮風トレイル」の拠点施設、名取トレイルセンター(宮城県名取市)が17日、来館者10万人を達成した。開館5年で大台に到達した。

 10万人目は、名取市の次男家族と一緒に訪れた岩手県久慈市の保育園長中田恵子さん(70)。東日本大震災で同市の自宅が全壊したが「海が好き」と青森県八戸市から岩手県普代村までトレイルルート約140キロを歩いたという。

 センター運営協議会長の山田司郎名取市長らから記念品を受け取った中田さんは「歩く人たちとの交流が楽しい。地元久慈市の侍浜海岸にある侍石は、歩きやすいし景色も良くてお薦め」とほほ笑んだ。

 みちのく潮風トレイルは環境省が震災復興支援で設定した約1000キロのコース。センターは2019年4月に開館。年間約1万7000人が来館し、外国人ハイカーも増えている。

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