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津軽海峡圏の活性化担う「マグ女」今後も活躍誓う 設立10年、青森で集い

10年の活動を支えてくれたことに感謝するマグ女のメンバーたち

 青森県と北海道道南の地域活性化を図る女性グループ「津軽海峡マグロ女子会(マグ女)」が今年で設立10周年を迎えたのを記念し、感謝の集いを青森市内で開いた。ライブや踊りを披露し、今後のさらなる活動へ思いを新たにした。

 11月29日にあった集いには、関係者ら約50人が参加。10年の歩みを振り返ったほか、それぞれの名物をPRしたり、函館のいか踊りを踊ったりした。

 マグ女は2014年、2年後に控えた北海道新幹線開業を契機に結成された。津軽海峡を挟んだ地域を一つの「津軽海峡圏」として、連携して町おこしに取り組む。発足時は21人だった会員は現在90人超となり、各地で町歩きや伝統工芸の体験、温泉巡りを行うなど活動の幅を広げている。

 青森側の取りまとめ役で大間町の島康子さん(59)は「津軽海峡圏の小さな町の人と人をつなぎ、さらに10年、会が二十歳になるまで泳ぎ続けたい」と強調。北海道の取りまとめ役で松前町の温泉旅館の女将(おかみ)工藤夏子さん(51)は「細く長く、楽しくやっていきたい」と語った。

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