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きらめく歌声、寒空に響く 宮城・登米の新田中全校生徒 住民に「第九」などを披露

「歓喜の歌」を合唱する生徒ら

 登米市迫町の新田中(生徒67人)で、冬の恒例行事「歓喜に寄(よ)すを歌う会」があった。全校生徒がベートーベンの交響曲第9番などの合唱を地域住民に披露した。

 校舎前に設置された臨時ステージで13日、交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」をドイツ語で合唱。生徒らは電飾が施されたヒマラヤスギの光に照らされながら、堂々と歌い上げた。

 登米市民歌や「大地讃頌(さんしょう)」のほか、唱歌「ふるさと」の合唱では新田小6年の児童も加わった。集まった地域住民約100人は寒空に響く歌声に聞き入った。

 歌う会は1990年に始まり、35回目。例年ライトアップされたヒマラヤスギの前で合唱と朗読が披露され、親子2代で会に参加する地域の恒例行事となっている。コロナ禍でも規模を縮小して開催を続けた。

 生徒会長で2年の鎌田煌大(こうだい)さん(14)は「みんな大きな声が出ていて、練習の成果を披露できたと思う。地域の人たちの協力があって35回目の記念を迎えられた」と話した。

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