「開閉楽々 ごみ出し気楽に」 宮城・伊具高生が鉄製集積所作り、寄贈 住民感謝「大切に使う」
丸森町の伊具高の生徒たちが、角田市後沖地区に大型のごみ集積所を寄贈した。
機械系列の生徒たちが開発した集積所は、幅2・4メートル、奥行き1・2メートル、高さ1・4メートルの鉄製。堅固な作りながら、高齢者でも簡単に開閉できるように、扉はローラーでスライドするように工夫した。地区住民14世帯が利用を予定する。
現地で12日に引き渡し式があった。区長の尾山邦さん(77)は「古い集積所は網の穴から小動物が入ってしまうなど課題があった。大きくて立派で使いやすそうなので、大切に使っていきたい」と話した。
3年阿部歩美さん(17)は「地域の方々や高齢の方々に気軽に使ってもらいたいと思い、気持ちを込めて作った」と述べた。
機械系列の生徒によるごみ集積所の製作・寄贈は今回が3例目。柴田町の機械加工会社「ヒキチ」が設計などで助言した。
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