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山形市が整備進める新市民会館、バリアフリーに配慮を 障害者団体が市に要望書

バリアフリーに配慮した新市民会館整備を要望する羽角副支部長(中央)
新市民会館のイメージ(山形市提供、完成後と異なる場合がある)

 山形市が整備を進める新市民会館を巡り、山形県内の障害者団体が20日、バリアフリーに配慮した設計を求める要望書を市に提出した。

 団体は、車いすユーザーらでつくる全国脊髄損傷者連合会県支部。整備に当たり、障害者の意見をきめ細かく取り入れるヒアリングの実施などを求めた。

 市などによると、新会館は同市七日町の県民会館跡地に整備。地上8階、地下2階の鉄筋コンクリート造りで、2029年7月にオープンする。今年6月発表の完成イメージは、屋外通路や屋上部分に突き出た部分があるなど奇抜なデザインで話題を集めた。

 羽角健二副支部長は「イメージを見て自由に移動できるのか不安になった。私たちを抜きに事業を進めないでほしい」と話した。市文化スポーツ部の平吹史成部長は「不都合な点は改善していく」と応じた。

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