(1096)庭園のすべてを聴きて日向ぼこ/阪西敦子(1977年~)
庭園に座し、冬の柔らかな陽光に身を委ねていると、普段は気付かない自然の営みが音となって迫ってくる。風に揺れる葉の音、鳥のさえずり、木々の枝がきしむかすかな音までもが聞こえる。静寂は音を際立たせ、庭園…
関連リンク
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