凝灰岩、秋保石の魅力を知って 仙台・メディアテーク オブジェや鏡100点以上展示
仙台市太白区秋保町周辺で採れる凝灰岩・秋保石の魅力や歴史を紹介する「秋保石展」が10日、青葉区のせんだいメディアテークで始まった。地元の石材をもっと知ってほしいと加工販売や保存活動に取り組む「SANWA STONE」(青葉区)が初めて企画。暮らしに取り入れる方法などを提案する。15日まで。
展示しているのは、仙台や東京の作家が手がけた作品と自社製品など計100点以上。オブジェや鏡、一輪差しなどを並べたほか、秋保石を砕いて敷き詰めた庭を再現した。採掘場の写真なども掲示している。
秋保石の採掘場は現在、市内に2カ所。かつて石倉や石塀などに用いられたが、コンクリートの普及などで減少した。
色味のベースは灰色が中心。石の断面に現れたピンクや青色などさまざまな色や形をした砂利と木片が、独特の模様を作り出し、豊かな表情を見せる。代表の千葉孝司さん(45)=青葉区=は「断面の模様から歴史を感じられる宝探しのような石。内装材としても優れており多彩な用途を知ってほしい」と語る。
午前10時~午後6時(最終日は午後3時まで)。入場無料。連絡先は、SANWA STONE022(399)8763。
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