息災願い、木やり歌朗々 気仙沼人力車木遣会が歌い初め
朗々とした祝い歌が、澄み切った青空の境内に響き渡った。気仙沼市内の有志でつくる「気仙沼人力車木遣(きやり)会」の歌い初めが11日、同市松崎中瀬の古谷館八幡神社であった。
法被姿の16人が参加。気仙沼湾を見下ろす高台の境内から海に向かって黙とうをささげた後、木やり歌の「真鶴(まなづる)」などを歌い上げ、無病息災を祈った。
内海幸正会長(65)は「メンバーは高齢化しているが、健康に一年を過ごしたい。能登半島地震の復興を願い、若い人の参加も募りながら、地元を盛り上げていきたい」と話した。
木やり歌は大木などを大勢で運ぶ際のかけ声を元にした労働歌で、次第に式典や祭りなどで披露されるようになった。会は1987年に発足した気仙沼人力車の会が前身で、仙台・青葉まつりや気仙沼みなとまつりなどにも参加している。
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