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新鮮なマダラ求めて行列 宮城・南三陸で恒例「ラムサール志津川寒鱈祭り」 熱々鱈汁も提供

マダラを買い求める大勢の人でにぎわった寒鱈祭り

 南三陸町の志津川仮設魚市場で19日、恒例の「ラムサール志津川湾寒鱈(かんだら)祭り」(実行委員会主催)があった。朝から旬の地元産タラを買い求めたり、熱々の鱈汁を味わったりする大勢の客でにぎわった。

 午前9時からのマダラ一本売りでは、県漁協志津川支所が昨年の約4倍の計約240匹を売り出し、40分ほどで完売した。同支所によると、今季のマダラの水揚げは好調だという。

 家族3人で訪れ、白子入りの雄1匹を購入した大崎市の会社員門脇学さん(62)は「今晩の新鮮なうちに丸ごと鍋にして食べたい」と笑顔で話した。

 会場では町内の鮮魚店や飲食店、水産加工業者など約20団体が出店。タラの汁物やフライ、白子の天ぷらの販売に行列ができた。鮮魚を売る模擬競りやマグロ解体ショーもあった。

 2月23日には同じ会場で「ラムサール志津川湾牡蠣(かき)祭り」が開かれる。

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