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「はやぶさ」「やまびこ」座席シートがクッションに 宮城・利府とJR東がふるさと納税で企画

新幹線E5系

 「はやぶさ」「やまびこ」など新幹線E5系の座席シートと同じ生地を使ったオリジナルクッションが、宮城県利府町のふるさと納税の返礼品として登場した。町とJR東日本のコラボ企画で、2月末までの期間限定で寄付を受け付けている。

新幹線E5系の座席シートの生地を使って製作されたクッション

 クッションは縦横各40センチ、厚さ15センチ。グリーン車と普通車の2種類で、座席シートの補修用の生地を使用する。グリーン車は4万円、普通車は3万7000円の寄付が対象。名取市の工房「チェアクラフト真」が受注生産し、4月以降に順次発送する。

 町内のJR東日本新幹線総合車両センターでE5系車両の検査や修繕をしていることから、町と同社が昨年7月から商品化へ協議を進めてきた。JR東日本東北総合サービスの担当者は「多くの方になじみのある新幹線の座席シートを日常の暮らしの中でも楽しんでほしい」と話す。

 町商工観光課の担当者は「鉄道ファンにとって希少価値のあるクッションで、町にセンターがあることもPRできる。今後もコラボ商品を一緒に作っていきたい」と語った。

 寄付はJR東のサイト「JRE MALLふるさと納税」の利府町のページで受け付けている。

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