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コメ作柄と天候 弓矢で占う 宮城・涌谷の箟峯寺で「流鏑」 8・10月は台風注意

僧侶の手助けされながら、矢を放つ児童

 宮城県涌谷町の箟岳山箟峯(こんぽう)寺で1月26日、県無形民俗文化財の白山祭が行われた。児童2人による御弓神事「流鏑(やぶさめ)」があり、今年の天候やコメの作柄を占った。「稲作は全体に良いが、油断しないように」との託宣が出た。

 地元の箟岳白山小1年の木村晴喜さん(7)と涌谷一小2年の大和田宗佑さん(8)が約5メートル離れた的に矢を放った。裏に「鬼」と墨書された的には各月を占う12本全てが的中した。

 松本坊の坊城延溟(えんめい)住職によると、8月と10月は的の端に当たったので台風の心配があるという。神事は600年以上の歴史があるとされる。

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