おいしくヘルシー、宮城学院女子大生考案レシピ 仙台で発表会 最優秀賞は気仙沼産カツオの刺し身が主菜
宮城学院女子大の学生が宮城県民の健康課題の解決を目指して考案したレシピの発表会が29日、仙台市青葉区の同大であった。食品栄養学科の1年生111人が、ヨーグルトを使ったレシピを開発。2回の事前選考を通過した15人が料理の健康効果を説明した。
最優秀賞に選ばれたのは、遠藤佳奈子さん(19)の気仙沼産カツオを使ったレシピ。低脂質、高タンパクのカツオの刺し身にヨーグルト、しょうゆ、ワサビを混ぜたソースをかけた。
遠藤さんは「便秘を改善するヨーグルトと、脂肪燃焼効果のあるカツオでヘルシーな主菜に仕上がる。簡単にできる料理なので試してほしい」と語った。
レシピ開発は森永乳業、ヨークベニマル、魚国総本社(大阪市)、宮城県、宮城学院女子大の5者による産官学連携の取り組み。学生は塩の過剰摂取といった健康課題、ヨーグルトの栄養価、食材の組み合わせなどを学び、約2カ月かけてレシピを考えた。
最優秀賞など4人のレシピは3月以降、宮城、福島両県のヨークベニマル約140店舗で紹介。魚国総本社が運営する宮城県庁食堂や県内の社員食堂では、発表会に出た15人のレシピをアレンジして提供される。
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