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宮城・白石で「ひなこけし」展示即売会開催 3月3日まで

愛らしいひなこけしが並ぶ雛の宴展

 桃の節句に合わせ、東北各地の伝統こけし工人が制作した「ひなこけし」の展示販売会「雛(ひな)の宴(うたげ)展」が、白石市福岡八宮の弥治郎こけし村で開かれている。地元の弥治郎系を中心に、遠刈田、鳴子など、各系統の工人が出品した約200点を飾っている。3月3日まで。

 価格は1000円台から。お内裏さまとおひなさまのペアのほか、三段飾りの最高級品(8万8000円)までそろう。伝統こけしの材料となるミズキではなく、ケヤキや桜を使って木目の特徴を生かした作品もある。

 弥治郎系工人の池内潮音さん(27)は「伝統にこだわらなくていいので、各工人の個性が出る。木のぬくもりを感じ取ってほしい」と来場を呼びかける。水曜定休。

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