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震災体験文集を中高生らが朗読、記憶語り継ぐ 3月1日、仙台市宮城野区文化センターで朗読会

朗読会に向け、声質、表現などを練習で確認する出演者ら=仙台市宮城野区文化センター

 東日本大震災14年に合わせて、仙台市の防災組織「仙台市宮城野地区女性防火クラブ連絡協議会」は3月1日、震災体験文集の朗読会「あの日、あの時、私の記憶」を宮城野区文化センターで開く。

 協議会有志でつくる「仙台市女性防火クラブみやぎの朗読会」のメンバー、市内の中高生、消防職員ら計9人が朗読する。出演者は昨年11月以降、練習を重ねてきた。

 5部構成で、被災者の思い、助け合いへの感謝、子どもと震災、命がけの任務などがつづられた手記を朗読する。いずれも震災の記憶を後世に残そうとクラブ員らが執筆した体験文集から選んだ。

 協議会会長の野田幸代さん(73)は「震災から14年がたつ。記憶を紡ぎ直し、防災減災に生かしてほしい」と話す。

 午後1時半開演。入場無料。定員190人(先着順)。連絡先は市宮城野消防署予防課022(284)9211。

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