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震災教訓生かし災害時対応訓練 東北地方整備局など

重機でがれきを取り除いた訓練

 東北地方整備局仙台河川国道事務所と県建設業協会(仙台市青葉区)は4日、東日本大震災を踏まえ、大規模災害時の応急対応訓練を亘理町の土砂採取場で実施した。最低限のがれき撤去で緊急車両が通行できるようにする「道路啓開」のほか、陥没した路面や決壊した堤防の復旧手順を確認した。

 宮城県沖を震源とする震度6強の地震発生を想定。重機を使ってがれきを取り除いたり、土のうを積み重ねたりした。ドローンからの上空の映像は仙台河川国道事務所に送られ、事務所の職員が現場の作業員に工法を指示した。

 協会の西村博英専務理事は「多種多様な災害が発生しており、今後もさまざまな状況を想定して訓練する」と述べた。訓練は昨年に続き2回目。県や県警なども含め計70人が参加した。

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