日本遺産「みちのくGOLD浪漫」　産金の聖地　涌谷PR　地域マネージャーを任命

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　涌谷町は３日、東北の産金の歴史を伝える日本遺産「みちのくＧＯＬＤ浪漫（ろまん）」を推進する「地域プロジェクトマネージャー」に元地域おこし協力隊の樋下稔生さん（７０）＝涌谷町＝を任用した。

　町役場で辞令交付式があり、遠藤釈雄町長は「いままでの人脈を生かしながら全国、世界に町を知らしめてほしい」とあいさつ。樋下さんは「町を日本初の産金の聖地として活用するテーマを探りたい」と述べた。

　樋下さんは東京の大手広告代理店に勤務していた２０１７年８月から、町と日本遺産の認定に携わった。１９年１２月に退職し、２０年１月から地域おこし協力隊員として町に移住。昨年末まで観光連携を担ってきた。

　町は総務省の地域プロジェクトマネージャー制度を利用した。県内では加美町に続き２例目となる。

　日本遺産は地域の有形・無形の文化財を組み合わせて魅力を発信する制度。文化庁は、みちのくＧＯＬＤ浪漫を含め全国で１０４件を認定している。