今月末閉校の宮城・石巻の桃生小で、6年生が昨年6月に茶摘みした紅茶完成 地元製造業者から児童に手渡す


「家族と飲みたい」
今月末で閉校する石巻市桃生小の6年生11人が摘んだ地元産「桃生茶」を使った和紅茶が完成し、4日、児童たちに手渡された。
児童らは本年度、製茶工場の見学などを通して桃生茶への知識を深めた。昨年6月に同市桃生町の鹿島茶園で摘んだ茶葉を、桃生茶を使った和紅茶を製造する同市のファーム・ソレイユ東北が発酵させるなどして製品に仕上げた。
茶葉を入れる袋は子どもたちがデザイン。「6年間ありがとう」「中学校で部活を頑張りたい」といったメッセージを書き込んだ。
ファーム社の日野優介さん(33)、朱夏さん(32)夫妻が、各児童に茶葉を手渡し、「桃生茶の魅力を家族や周りの人たちに伝えてほしい」と語りかけた。
村田郷殖(あきたね)さん(12)は「お茶作りの大変さを知ることができた。家族と一緒に飲みたい」と話した。
桃生小は4月、同市中津山一小、中津山二小と統合し、新生「桃生小」となる。
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