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「未来へ精いっぱい挑戦」 宮城・仙台大で卒業式 585人が社会へ巣立つ

答辞を述べる卒業生(左)

 東北で唯一の体育系大学、仙台大(宮城県柴田町)の卒業式が8日、同大体育館であった。体育学部6学科の571人、大学院14人の計585人が社会へ巣立った。

 卒業生代表で健康福祉学科の小沢瑞希さん(22)=喜多方市出身=が答辞。新型コロナの影響を振り返り「人と人のつながりの大切さに気付き、変化に柔軟に対応するしなやかさを培った。卒業生としての誇りを胸に、未来へ向けて精いっぱい挑戦する」と述べた。

 高橋仁学長は「身体活動という実学を基盤に、テクノロジーの創意工夫を積み重ね、社会に貢献することを願う。常に自己ベストを目指してほしい」とあいさつ。朴澤泰治理事長は「人生百年時代はスポーツ・健康科学に支えられる社会現象。社会に船出する皆さんの胸に刻んでほしい」とエールを送った。

 学生表彰も行われ、パリ五輪柔道女子にグアム代表で出場した現代武道学科の留学生マリア・エスカノさん(23)らに学長賞などが贈られた。

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