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旧商家のひな人形を楽しんで 3月22・23日、宮城・村田のカネショウ商店で「ひな祭り」

「花と人形のひな祭り」の準備をする郁子さん

 宮城県村田町中心部の蔵の町並みにあるカネショウ商店で22、23の両日、旧暦3月の節句にちなむ恒例の「花と人形のひな祭り」が開かれる。紅花交易で栄えた旧商家に伝わる歴史的なひな人形や史料を楽しめる。

 江戸後期の1850年代に作られた京都風の古今びなのほか、海路で京都まで紅花を運んだ北前船の模型や航路図、難破に備えて積載品名を記した「大福帳」など計約100点が並ぶ。

 今年のテーマは「おさなごころ」。入り口では町出身の華道家丹野秀風さん(54)=いわき市=が「昔の子どもたちが故郷の野原でままごとするイメージ」で生けた花が出迎える。

 町文化財保護委員を務めた店主の大沼悦子さん(86)が全国の重要伝統的建造物群保存地区で集めた豆びななどもある。

 企画した悦子さんの次女で児童文学研究者の大沼郁子さん(54)=仙台市=は「童心に戻れるような雰囲気でひなの魅力を伝え、町を活性化したい」と話す。

 午前10時半~午後4時。入場無料。連絡先は同店0224(83)2027。

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