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(1157)船室のやうな病室鳥帰る/大木あまり(1941年~)

 俳句にとって大切なことの一つは、省略。この句の場合は、自分の病気のつらさや大変さは言わないで省略している。病室にいるとだけ言って、自分が病気であることは省略しながら、かえってそれが背景となって退院し…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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