宮城「名取市図書館」24年度来館者30万人達成　単年度では過去最多

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　宮城県名取市図書館の本年度の来館者が２３日、単年度で過去最多となる３０万人に達した。現地でセレモニーがあり、山田司郎市長らがくす玉を割って節目を祝った。

30日まで記念おみくじ配布

　３０万人目は、２週間に１度通うという市内のパート川村みゆきさん（３８）と息子の晴悟さん（１０）、映志ちゃん（６）。みゆきさんは「息子が本好きで、快適に利用している。子どもが使いやすい図書館を続けてほしい」と話した。

　達成記念で３０日まで、名言を使った特製おみくじを来館者に配布する。２９日は映画上映会と就労支援事業所の出張販売、３０日は絵本作家高畠那生さんの講演会を予定する。

　図書館は東日本大震災の地震で壁が崩れるなどしたため解体され、２０１８年１２月にＪＲ名取駅前複合ビルに再建された。便利になって学生利用も増え、昨年度は約２８万５０００人が来館した。再建後の累計来館者は１６０万人に上る。