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石巻市長選 木村氏が出馬表明 「市民との対話、尊重」

市長選の公約を説明する木村氏

 任期満了に伴う石巻市長選(4月20日告示、27日投開票)で、福祉施設の運営会社社員の木村紀斗氏(50)が27日、市役所で立候補を正式表明し、公約を発表した。

 木村氏は「社会福祉事業に21年携わった実績と経験があり、子どもからお年寄りに『やさしい街』を実現するため立候補を決めた。市民や市議との対話を徹底的に尊重したい」と語った。

 公約として、運転免許証を返納した高齢者の移動を支援するタクシーチケットの配布をはじめ、介護人材の確保に向けた市桜坂高への介護科設置、東日本大震災の復興事業の検証などを挙げた。

 市幹部職員の女性登用や男性の育児休暇取得の推進、市役所本庁舎の移転新築といった職場環境の充実も掲げた。

 木村氏は石巻市出身。東北福祉大社会福祉学部卒。旧河南町の町長だった故木村昇氏の次男で、参院議員公設秘書や障害者支援のNPO法人代表理事などを務めた。2022年の前回市議選に立候補し落選した。

 市長選には現職の斎藤正美市長(70)が立候補を表明し、会社役員の青木満里恵氏(70)も出馬を検討している。

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