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宮城・大郷のコメ使った「郷のむすめ」新酒発売 富谷の内ケ崎酒造店が製造 コメは「田んぼダム」で作付け

「田んぼダム」の取り組みをPRするシールを貼った「郷のむすめ」

 大郷町で生産されたコメ「まなむすめ」で造った純米酒「郷のむすめ」の新酒が発売された。町内の農事組合法人天神ファームが、大雨時に水田の貯水機能を活用して洪水被害を弱める「田んぼダム」の取り組みで生産したコメを初めて使った。

 郷のむすめは内ケ崎酒造店(富谷市)が製造し、2012年から町内の道の駅おおさとで販売している。すっきりした口当たりで、コメ本来のうまみが感じられるのが特徴。価格は720ミリリットルが1485円、1800ミリリットルは2860円。

 天神ファームは3ヘクタールほどの水田でまなむすめを生産。昨年春から、田んぼの排水の部分に水をゆっくり流せるようにする器具を設置し、田んぼダムの取り組みを始めた。

 町内を流れる吉田川は大雨時の越水が懸念される。天神ファームの蜂屋静夫組合長(76)は「日本酒の販売を通じて田んぼダムの水害対策をアピールし、広げたい」と意気込む。

 町はふるさと納税の返礼品として郷のむすめの新酒も採用する。町の担当者は「ふるさと納税の寄付金を田んぼダムの補助に充てることも検討する。水害の軽減に貢献する農家にしっかり還元し、好循環を生み出したい」と語る。

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