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津軽三味線でお出迎え 青森港に今年初のクルーズ船 今年は過去最多49隻を予定

青森港に寄港したクルーズ船クイーン・エリザベス=31日午前9時10分ごろ、青森市

 青森港(青森市)に31日、今年初の大型クルーズ船「クイーン・エリザベス」(9万901トン)が入港した。時折雪が降る中、市民らは大漁旗を振ったり、青森大の学生が津軽三味線を演奏したりして歓迎した。

大漁旗を振ってクルーズ船を出迎える市民

 英国籍の同船は乗員含め計約3080人を乗せ、3月20日に香港を出港。青森港新中央埠頭(ふとう)に31日午前7時50分ごろ接岸した。乗客は県内観光地のバスツアーや市内の散策を楽しんだ。

 ボランティアガイドとして出迎えた神美子さん(73)は「英語が話せなくても気持ちで対応することを大事にしている。これからいろいろな国の人とコミュニケーションを取れるのが楽しみ」と喜んだ。

 青森港には今年、東北で過去最多の延べ49隻が寄港する予定で、そのうち7隻は初となる。約5680人収容で世界最大級の「アンセム・オブ・ザ・シーズ」(全長347メートル、16万8666トン)=バハマ船籍=も今月27日に初めて寄港する。

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