走ってつなげ「ハセクラ」の縁 スペインのハポンさんが宮城を駆ける

支倉常長が率いた慶長遣欧使節団ゆかりの都市間で交流を深める「支倉都市同盟」(仮称)の結成に向けて機運を高めようと、結成を提唱したスペイン南部のコリア・デル・リオ市民が6~10日、常長につながりがある宮城県内各地を走る。関係市町を巡り、各首長に同盟結成を求めるコリア市長の親書も手渡す。

使節団が滞在したコリア市には、団員と現地の人の間に生まれた子どもの子孫の「ハポン(日本)」姓が約700人いるとされる。今回のイベントはコリア市やハポン姓の住民による「ハポン・ハセクラ協会」が主催し、親交のある「ハポン・ハセクラ後援会」(仙台市)が協力した。2015年に引き続き2回目。
ランナーは協会の幹部メンバーのカルロス・ハポンさんと、同市の旅行ジャーナリストで前回も走ったエドワルド・フェルナンデスさんの2人。
3月31日に来日し、東京や静岡県富士市など各地を周遊。6日に宮城県川崎町の円福寺を出発し、7日は仙台市内の仙台城跡や瑞鳳殿などを観光する。8~10日に大郷町、松島町、石巻市を経由して女川町のWACK女川スタジアムでゴール。翌日、斎藤正美石巻市長、須田善明女川町長を訪問する。

同盟は、1613年に石巻市の月浦を出帆した使節団の歴史を引き継ぎ、スペインやイタリア、メキシコ、キューバなどと文化や教育、経済の各分野で交流を深めるのが狙い。コリア市のモデスト・ゴンサレス・マルケス市長が2017年ごろから提唱している。
後援会事務局の新沼慎二さん(63)は「同盟結成により、当時成し遂げられなかった国際交流を実現したい」と強調。「現地の住民は侍の子孫であるとの強いアイデンティティーを持つが、県内ではあまり知られていない。沿道から応援してほしい」と呼びかける。
走るルートの詳細は特設サイト「東北クロシングII」で確認できる。
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