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新生児の子育て学ぼう 石巻市が講座、毎月開催 入浴方法など助産師指導

助産師にコツを教わりながら人形を洗う参加者

 産前産後の女性やその家族を対象にした「赤ちゃんおむかえ講座」が7日、石巻市穀町の市ささえいあいセンターで始まった。参加者は講師の助産師の指導を受け、なごやかな雰囲気で出産準備や新生児の子育てについて学んだ。

 市の「助産師による産前産後心とからだのトータルケア」推進事業の一環。同市のNPO法人ベビースマイル石巻が運営する。初日は沐浴(もくよく)をテーマにし、体重約3キロの赤ちゃんの人形や湯船、ベビーソープを使い、新生児の入浴方法を指導した。

 市内の夫婦2組が参加し、体の支え方や肌を傷つけない洗い方などを学んだ。助産師の手本を見た後に1人ずつ挑戦。細かく立てた泡を優しく当てるようにして人形を洗い、バスタオルで全身を拭くまでを実践した。

 同市伊原津の会社員相沢紘太さん(30)は「助産師さんと話す機会は貴重で、気軽に質問ができてよかった」と話した。妻で会社員の沙紀さん(24)は「赤ちゃんは意外と重く、腕が疲れると分かった。一度体験したので本番では安心して取り組める」と語った。

 講座は年度内に月1回ずつ開く。沐浴のほか、妊娠中に気を付ける症状やお産の流れなどについて学ぶ「出産準備編」、スキンケアやマッサージをテーマにした「赤ちゃん編」がある。

 いずれも受講無料。希望者は講座前日までに市子育て世代包括支援センター「いっしょissyoえきまえ」に申し込む。連絡先はいっしょissyoえきまえ0225(98)4158。

子育て世代包括支援センターいっしょissyoえきまえ - 石巻市ささえあいセンター

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