伝える(1)コロナが問う 語る意義
室内はがらんとしていた。6月下旬。マスク越し、たった1人の来訪者にぽつりぽつりと語り掛ける。
名取市の小斎正義さん(79)が人前で話すのは、3カ月ぶりだ。新型コロナウイルスの影響で、東日本大震災の語り部活動は止まってしまっていた。
「津波という言葉は知っていたけれど、津波がなんたるか、その恐ろしさ…
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