津波で犠牲 身元不明遺体、石巻市の86歳と判明

阿部清江さん(宮城県警提供)
遺体の骨格を基に県警が描いた阿部さんの似顔絵

 宮城県警は17日、東日本大震災の津波で流され、石巻市の金華山南東沖で見つかった遺体の身元が、石巻市松原町、無職阿部清江さん=当時(86)=と判明したと発表した。

 県警によると、遺体は2011年4月3日、阿部さんが被災当時に入院していた市立雄勝病院(石巻市雄勝町)から南東に約45キロの海上で、海上自衛隊のヘリコプターが見つけた。

 周辺で見つかった他の遺体の身元から、牡鹿半島や宮城県南三陸町周辺で被災した可能性が高いと推定。同一母系に遺伝するミトコンドリアDNAの鑑定や遺体の骨格を基に描いた似顔絵、身体の特徴を基に、特定したという。

 親族の一人は「長い年月がたった今も捜し続けてくださったことに感謝申し上げる。供養できることを大変うれしく思います」との談話を出した。遺骨は21日、親族に引き渡される。

 県内で見つかった震災に伴う身元不明の遺体は残り6体になった。県警は「何としても遺族、親族の元にお返ししたい」と情報提供を呼び掛けている。

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