「ここを出ても夢や希望ない」 釜石の仮設住宅、最後の入居者退去
東日本大震災で家を失った被災者のために整備した岩手県釜石市のプレハブ仮設住宅から今月、全ての入居者が退去した。最後まで残ったうちの1人、40代の自営業男性は「震災からの10年、何の意味もなかった。ここを出ても夢や希望はない。取りあえず生きるだけ」とつぶやく。仮設の解消では埋まらない震災の傷痕の深さ…
残り 922文字
関連リンク
- ・福島第1原発、デブリ回収21年開始断念へ コロナ影響で英で試験困難
- ・清らかな年願い 準備粛々 塩釜神社で大しめ縄の飾り付け
- ・津波にのまれたパトカー搬入 福島・富岡のアーカイブ施設 殉職署員の勇気伝える
- ・新型コロナ 宮城で41人感染、うち仙台21人 入院102人に
- ・「原発漂流」第4部 ガラスの迷路(2) 胎動/岩盤の島、誘致活動再び
関連タグ
河北新報のメルマガ登録はこちら最新写真特集
-
上野―青森間732キロ、かつては26時間… 鉄道網の歩みと盛衰たどる<特集・鉄路の足元@東北 ローカル線の岐路>
-
<鉄路の足元@東北 ローカル線の岐路(1)閑散>100円稼ぐ費用は2万円
-
大崎・洞川院のアート作品 仏教触れる契機に<アングル宮城>
-
棋聖戦第1局2日目 一力遼棋聖が初防衛へ先勝<番記者リポート>
-
仙台発のウサギキャラ「きっこうちゃん」 なぜ縛られ姿? 込められたメッセージとは
-
織機と職人の調和 栗原・綿織物「若柳地織」<アングル宮城>