仙台市、県外在住者に成人式への出席自粛を要請 市長「大人の判断を」

郡和子仙台市長

 仙台市が宮城県外に住む市出身の新成人に対し、10日に開催する成人式への参加自粛を要請したことを巡り、郡和子市長は4日の年頭記者会見で「これ以上、新型コロナウイルス感染を広げられない。強制ではないが、大人の判断をしてもらいたい」と理解を求めた。

 郡市長は「成人式は一生に一度。古里に帰り、友達と一緒に祝いたい気持ちはその通りだ。それがままならない状況の方には本当に申し訳ないが、自分が感染するリスク、他人に感染させるリスクがあることを鑑みた」と説明した。

 一方で「(新成人に送ったメールは)『お控えいただきたい』という文面だったと思う。『参加しないでほしい』という強制ではない。感染防止策を徹底した上で、自信を持って大丈夫ということであれば参加もあり得る」とも述べた。

 今年の成人式は屋根付き屋外施設のユアテックスタジアム仙台(泉区)を会場とする。「感染リスクの少ない状況で、感染防止対策を徹底すれば開催は可能と判断した。今の段階では実施する方向」と明言した。

 県外の新成人が求める式典の延期に関しては「改めて会場を確保することになるが、かなり厳しい状況だと思われる。そうなると中止の選択肢しかなくなり、新成人に大変心苦しいところがある」と釈明した。

 参加できない新成人のため、動画投稿サイト「ユーチューブ」で式典の模様を生配信するほか、市長のお祝いメッセージをメール配信することも検討する。

 市によると、成人式には4日時点で約4900人が参加登録。このうち県外在住者が約1000人を占める。市教委は感染拡大を踏まえ、昨年12月25日に「成人式に参加するための帰省や移動は、できる限りお控えください」とのメールを送信した。

 市教委は今月5日以降、政府に再度の緊急事態宣言を要請した東京都と埼玉、千葉、神奈川3県からは参加しないよう求める文言を加え、メールを送信する。

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