横手で除雪活動始まる 災害派遣の自衛隊 秋田県内で死亡事故など雪害相次ぐ

雪下ろしをする自衛隊員=6日午前10時ごろ、横手市の栄小
災害派遣先で除雪を行う自衛隊員=6日午前、横手市の栄小

 秋田県の内陸南部を中心とした記録的大雪で、県から災害派遣要請を受けた陸上自衛隊が6日、横手市内で除雪活動を始めた。初日は小学校2校、中学校1校で校舎の雪下ろしを行った。県内では除雪中の事故が相次いでおり、今シーズンの死者は8人(午後8時時点)となった。

  秋田駐屯地(秋田市)の隊員約100人が早朝から横手入りした。木造校舎の屋根に150センチ以上積もった栄小では約50人が手分けしてスコップやスノーダンプで雪を落とし、重機も使って敷地の一角に集めた。

 高瀬典穂校長は「除雪してくれる業者が見つからず、さらに降ると建物が危険な状態になると心配していたので助かる」と話した。

 雪害による災害派遣は県内では15年ぶり。派遣期間は未定で7日は引き続き栄小で作業する。8日以降は山間部の民家で雪下ろしなどを行う。

 市民の足にも影響が出ている。羽後交通(横手市)は市中心部発着の路線バスの運行を5日から見合わせている。全14路線のうち13路線が全面運休し、1路線は区間運休。雪で車同士の擦れ違いができず、安全確保と定時運行が困難になっているという。

 県内では5、6日、除雪中の死亡事故が3件発生。6日午後4時15分ごろ、湯沢市山田、農業高橋堅造さん(86)が自宅にある小屋の軒下の雪の中から見つかった。搬送先の病院で死亡が確認された。午後6時半ごろには同市寺沢の民家で、80代女性が雪の中から心肺停止で見つかった。

 5日午後1時半ごろには、湯沢市清水町6丁目、スーパー店員中山広幸さん(47)が、自宅近くの小屋で母親(74)と共に屋根から落ちた雪の下敷きになった。湯沢署によると広幸さんは6日に市内の病院で死亡した。羽後町杉宮でも5日午後6時25分ごろ、アルバイト柿崎善博さん(74)が、車庫の軒下の雪に埋もれて死亡しているのが見つかった。

 県は6日、湯沢市と羽後町への災害派遣を自衛隊に要請した。7日から除雪支援で活動する。

 
 

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