佐竹史料館建て替え 秋田市・25年3月開館予定

老朽化で建て替えが決まった秋田市佐竹史料館

 秋田市は築60年以上がたった市佐竹史料館の建て替えを決めた。床面積を従来の3倍に広げて文化財の収蔵場所を確保し、新たに講堂を設けて収蔵品を活用した勉強会の開催などにも力を入れる。市は2022年度から休館した上で建て替え工事に着手し、25年3月の開館を目指す。

 同館は1958年6月に旧秋田市美術館として千秋公園内に開館した。美術館機能が現在の市千秋美術館に移転したのに伴い90年4月に史料館になった。秋田藩主佐竹氏に関する絵画や書跡など3425点を所蔵し、年間約1万5000人が訪れる。

 建物は平屋で床面積約518平方メートル。収蔵庫が狭く市民からの寄贈の受け入れに支障があった。建て替えで約1500平方メートル規模に拡大する。照明設備が古く、展示品を傷めないために必要な明るさの調節ができず、他施設からの資料の借用が難しいといった課題も解消させる。

 新設する講堂は収容人数約50人で、展示品や収蔵品に関連したワークショップや講座などを開く。同館の榎良昭事務長は「秋田の礎をつくった佐竹藩の歴史をより分かりやすく学べる施設にしたい」と話す。

 21年度に地質調査や測量を実施し22年度に解体、23年度に建設を始める。市は休館中も出張講座の開催を予定している。

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