記憶・教訓、次の10年へ 福島県立博物館で「遺産」展

津波で被災した南相馬市の旧真野小関連の収集物

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から丸10年になるのに合わせた企画展「震災遺産を考える」が16日、会津若松市の福島県立博物館で始まる。6回目の今回は県内を中心に集めた「遺産」174件を、担当した各学芸員の思いを伝えるなど新たな視点で展示する。3月21日まで。
 災害を伝える「東日本大震災を考える」、学芸員が遺産を通して震災を読み解く「震災遺産から考えたこと」、遺産と関係する人々の聞き取りを紹介する「震災遺産が伝えること」の3部構成。これまでの展示資料も再構成し、新たな視点で震災と向き合った。
 博物館は2014年度に震災遺産の調査・収集に着手。震災関連の幅広い資料を震災遺産と名付けた。整理を終えた資料だけで2600件を超えるという。
 プロジェクト代表の筑波匡介学芸員は「災害を自分のことと捉え、これからの10年、復興とは何かを考える場にしたい」と話す。
 観覧料は一般・大学生500円、高校生以下無料。映画上映会(2月11日)、フォーラム(3月6日)、防災講座(同21日)など関連イベントもある。連絡先は県立博物館0242(28)6000。

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