仙台市、ワクチン集団接種へ 3月下旬以降 65歳以上から

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 仙台市は19日、新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、市内の複数会場で集団接種を実施する方針を明らかにした。3月下旬以降、65歳以上の高齢者から順に接種を始める。市は会場の確保を進めるとともに、専任部署を発足させる。
 郡和子市長は定例記者会見で「109万人の市民に速やかに接種しなければならない。一人一人が医療機関に赴いて接種するより、集まって打つことでスピードが上がる。多くの人に確実に接種するためには不可欠だ」と理由を説明した。
 市によると、ワクチン接種は県が医療従事者を対象に2月下旬ごろ始める。市はその後、厚生労働省の方針に沿い、高齢者や重症リスクの高い基礎疾患のある人から優先的に実施する。
 外出が困難な場合は医師や看護師が自宅を訪れ、接種することを検討する。介護施設などの入所者は施設内の実施も視野に入れる。
 集団接種に当たる医師や看護師の確保は、市医師会と協議中。接種会場は60館ある市民センターを候補地とし、4月中の利用予約を停止した。地下鉄駅に近いなど交通アクセスのいい市有施設の使用も模索する。
 ワクチンは種類によって零下75度で保管する必要があり、一度に1000回分が供給されるため、保管期限内の効率的な接種が求められる。郡市長は「ワクチンを無駄にせず、的確に接種できる方策を考えなくてはいけない。接種漏れや時間の遅れなどがあってはならない」と強調した。

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