涌谷保育園パワハラ問題 町が小規模施設を新設、0~2歳児受け入れへ

 宮城県涌谷町は、新年度に町内施設を改修して小規模保育施設を新設する方針を決めた。涌谷保育園の保育士不足を受け、転園を希望する0~2歳児の園児に対応するのが目的。21日の町議会全員協議会で示した。

 町民医療福祉センターの世代館を改修する。最大定員19人の小規模保育施設を整備し、町が保育園として認可した上で施設を貸し出す。改修費として上限2200万円を補助する。運営はNPO法人みやぎ・せんだい子どもの丘(仙台市)が担う方針。

 涌谷保育園では、保育士ら職員17人が昨年11月末、園を運営する社会福祉法人涌谷みぎわ会理事長からパワーハラスメントを受けたとして退職して以降、保育士不足が続いている。

 町によると、同園の保育環境を不安視し、園児110人超のうち半数程度を占める0~2歳児の保護者に転園希望が多い。すでに10人が町内の他の二つの保育園に転園したが、それ以上の受け入れに余裕がない状態という。

 町は26日の町議会1月第2回会議に、改修費など計約2875万円の20年度一般会計補正予算案を提出する方針。2月上旬にも、保護者向けの転園説明会を開く。遠藤釈雄町長は「保育の安全を最優先し、保護者の不安解消に努めたい」と話した。

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