仙台空港24時間化 岩沼市も受け入れ意向 覚書締結へ最終調整

仙台国際空港

 宮城県岩沼市の菊地啓夫市長は27日の市議会全員協議会で、県が目指す仙台空港(名取、岩沼両市)の運用時間24時間化について「市の発展に結び付けられるのであれば受け入れ、共に前進すべきだ」との意向を表明した。

 これにより、24時間化容認の方向で名取、岩沼両市長の足並みがそろった。県は両市がまとめた騒音対策や地域振興策の要望を受け、両市と覚書締結に向けて最終調整に入る。

 岩沼市は県に提出する要望書案を示した。菊地市長は騒音対策について「県が提示した対策に加え、市提案の対策を講じることで、航空機騒音の影響を低減できる見込みだ」と説明。午後11時~翌日午前5時にできる限り長い静穏時間の確保などを県に求める。

 地域振興策では21件の要望項目を挙げた。空港周辺のにぎわいづくりと県南地域の観光振興に向け、空港南側に集客・複合施設「空の駅(仮)」を誘致することや、仙台空港アクセス線の延長などを盛り込んだ。

 このほか、空港へのアクセス改良に向けた県道整備や排水対策、空港周辺地域の環境整備事業に対する財政支援などを要望する。

 一方、名取市の山田司郎市長は同日の定例記者会見で「基本的に24時間化を受け入れる方向で進めていきたい」と述べ、関係地域との大詰めの協議を急ぐ考えを示した。

 地域振興策として県立がんセンター(名取市)など県内3病院の連携・統合協議を見据え、市内の医療充実を県に求めることについては「本来、個別に考えるべき問題だが、市全体の振興に関わる部分で市民に納得してもらわないといけない」と理解を求めた。

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