松島湾で早採りワカメの収穫が最盛期

ワカメを刈り取る漁師たち=28日午前8時20分ごろ

 宮城県の松島湾で早採りワカメの収穫が最盛期を迎えている。28日早朝も、寒風の中、宮城県塩釜市の漁師赤間広志さん(72)ら3人が漁場に出て刈り取り作業を進めた。

 船の小型クレーンで海からロープを引き揚げると、長さ約1・5メートルの褐色でつやのあるワカメが連なって現れた。1株に20本程度育っており、3人は鎌で1本ずつ刈り取った。

 種付けは昨年10月上旬。ワカメ養殖歴52年の赤間さんは「波が穏やかな松島湾で育ったワカメは柔らかく、口当たりが滑らか。おひたしなどにするとおいしい」と話した。

 ワカメの収穫期は一般的に3、4月だが、松島湾は水温変動が緩やかで生育が良く、12月に収穫が始まることで知られる。湾内の早採りは塩釜だけで、作業は4月ごろまで続く見込み。

 松島湾のワカメ養殖は東日本大震災の津波で設備などが被災したが、その年の秋に再開した。水揚げは震災前の水準に戻っているという。

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