コロナ下の中高生にほっと息抜く場を 仙台の社団法人が長町に「居場所」開設

中高生の居心地のいい空間づくりをサポートするkurutoながまちの学生スタッフ

 新型コロナウイルスの感染拡大でストレスを抱える子どもたちに息抜きの場を提供しようと、一般社団法人マザー・ウイング(仙台市)は昨年11月、中高生が自由に過ごせる居場所「kurutoながまち」を仙台市太白区に開設した。法人が運営する居場所は泉区に続き2カ所目。これまで培ってきたノウハウを生かし、新たな活動の柱に育てたい考えだ。

 JR長町駅前にあるビルの一角を借り、約30畳のスペースを確保。勉強したり、カードゲーム「UNO(ウノ)」で遊んだり、ギターや卓球を楽しんだり、過ごし方は思いのまま。昨年11月1日~今年1月13日で延べ53人、1日平均3人が利用する。

 元教員や子育て支援士の資格を持つスタッフらが1日4人常駐し、相談に応じる。新型コロナで収入が減少した近隣の飲食店5店舗と連携し、無料で弁当も提供する。

 中高生が気軽に利用できるよう、年齢が近い学生スタッフも在籍する。東北大教育学部2年の菅野友哉さん(20)=青葉区=は「子どもとスタッフとの距離が近く、輪ができやすい雰囲気がある」と話す。

 法人の小川ゆみ代表理事(52)=名取市=は「新型コロナ下で子どもたちは孤立し、ストレスを抱えている。自由に選べる居場所の一カ所になりたい」と今後を見据える。

 コロナ対策で、子育て支援施設の利用人数が制限され、乳幼児親子の交流が少ない状況を踏まえ、親子向けのイベントや弁当提供も行っている(事前申し込みが必要)。

 一連の取り組みは休眠預金を民間の公益活動に充てる公益財団法人地域創造基金さなぶり(仙台市)の助成事業に採択された。kurutoは助成期間が終わる4月以降も継続する方向で検討している。

 開所日時は月曜と水曜の午後4~7時、土日はいずれかの午前10時~午後6時。中高生の予約は不要。利用の回数、時間に制限はない。弁当は2回目以降、予約が必要。

 連絡先はマザー・ウイング090(6784)5048。

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