防災活動に取り組む学校や団体を表彰する「ぼうさい甲子園(1・17防災未来賞)」(兵庫県など主催)で、宮城県女川町の県立支援学校女川高等学園(生徒74人)が最高賞のグランプリに輝いた。特別支援学校の最高賞受賞は初めて。新型コロナウイルス下で訓練に工夫を加えた点や、自主防災組織の運用など生徒の主体的な姿勢が評価された。
144校・団体から応募があった。神戸市で今月予定されていた授賞式は新型コロナの影響で中止になり、1月28日に学園の体育館で開かれた全校集会で受賞が報告された。生徒代表6人が須藤博之校長から賞状や盾を受け取った。
学園では救護や環境整備など6班から成る縦割り組織「自治会」が日常的に防災対策を担う。年1回の総合防災訓練で炊き出しや傷病者の救護、パーティション(間仕切り)を設けた体育館での寝泊まりといった実用的なメニューに取り組んでいる。
豪雨災害を想定した昨年9月の訓練はコロナ禍で内容を大幅に変更し、学年別で3日間に分けて実施した。2019年10月の台風19号で学校周辺が浸水した経験を踏まえ、冠水した道路を歩く状況も模擬的に再現した。生徒たちは靴が水を含んだという設定で足に重りを装着。歩幅に合わせて穴を開けたビニールシートを膝の高さに設置し、上を歩いた。
学園は16年に開校した全寮制の学校で、軽度の知的障害のある生徒が在籍する。救護班長を務める3年野村直生(なお)さん(18)は「新しい生活様式に合わせた対処法を学べた。日頃の訓練が認められてうれしい」と語った。
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