「ここはかつて鬼死骸(おにしがい)村という怖い名前でした」。岩手県一関市真柴地区の住民組織が、明治時代まであった「鬼死骸村」というおどろおどろしい地名を活用した地域おこしに取り組んでいる。
旧鬼死骸村の象徴だった鹿島神社が、パワースポット「岩手の六芒星(ろくぼうせい)」を構成する寺社の一角として昨年夏に一躍注目を浴びた。それを機に、観光誘客の環境整備を図るのが狙いだ。
住民組織は、鹿島神社前の県道260号沿いにある巨岩「鬼石」に昨年10月、歴史を紹介する案内板を設置。9世紀に蝦夷征伐に入った坂上田村麻呂が、討った大武丸(おおたけまる)の死骸を巨岩の下に埋めたのが鬼死骸村の由来と伝える。
12月には、鬼石の数百メートル南側にある築約60年の旧路線バス鬼死骸停留所を模様替えした。看板を新しくしたほか、江戸時代に描かれた鬼死骸村絵図の木製テーブルや記念スタンプなどを配備して、レトロ感漂う休憩所に再生した。
5年前に路線バスは廃止されたが、モニュメントとしてバス停も置いた。約20年前に吉村達也さんの小説「鬼死骸村の殺人」の舞台になったことから、熱心なミステリーファンの来訪も視野に入れる。
アニメ映画「鬼滅の刃」の大ヒットなどで注目される「鬼」を切り口にする一方、地元には岩手、宮城県境エリアに伝説が残る大武丸の存在に注目してもらいたい思いもある。
地域おこしのリーダー役を務める大倉秀章さん(72)は「中央視点の歴史観で鬼と扱われてきた大武丸も、地元からすれば蝦夷の勇者なんだと伝えたい」と語る。
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