近代女性歌人の足跡たどる 大和・原阿佐緒記念館、3月31日まで企画展

原阿佐緒ゆかりの書簡や写真が並び、交流ぶりがうかがえる企画展

 宮城県大和町出身の歌人原阿佐緒(1888~1969年)と同時代に活躍した女性歌人と明治中期以降に確立した近代短歌をテーマにした企画展「近代短歌と女性歌人」が、同町宮床の原阿佐緒記念館で開かれている。3月31日まで。

 阿佐緒の第1歌集「涙痕(るいこん)」(1913年)改訂版や阿佐緒が師事した与謝野晶子、斎藤茂吉からの書簡など計約40点を展示。短歌結社「アララギ」で共に活動し、阿佐緒宅に滞在したこともある親友、三ケ島葭子(みかじまよしこ)と撮影した写真や手紙も並び、当時の交流を物語る。

 阿佐緒の歌稿(19年)には、指導を受けていた歌人島木赤彦の添削が施され「コノ歌四月号ニ出ス」「今度の御歌は非常に良し。生き生きと動きをり候」との朱書きが残っている。

 学芸員の高橋郁子さんは「短歌の世界も含めて男性優位社会だった時代、与謝野晶子や阿佐緒らが頑張って第一歩を踏み出したことで今につながっている」と話す。

 開館は午前9時~午後4時。月曜休館。大人210円、大学生160円など。連絡先は原阿佐緒記念館022(346)2925。

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