※本文中の肩書や年齢などは、記事掲載時点のものです。
プロ野球の名将野村克也さんが他界した。東北楽天監督時代は田中将大(現米大リーグ、ヤンキース)、嶋基宏(現ヤクルト)らを育て、球団の礎を築いた。卓越した野球理論の根幹には「人とはどうあるべきか」という人生哲学がある。不安の多い今だからこそ、野村さんのボヤキや語録に凝縮された「教え」を掘り下げてみよう。生きるヒントがあるはずだ。
スーパーの一角、ママさんたちの話し声が聞こえてきた。「3日に1回どころか、週1回(の買い物)に自粛しているから結局、あれもこれも。大荷物になっちゃう」「ちょっと前、使い捨てマスクを見つけて慌てて買ったら高かったわ」
「欲から入って欲から離れる」。元東北楽天監督の野村克也さんには、強欲を禁じる禅語のような格言がある。選手時代に歴代2位の通算657本塁打した強打者として、好球必打の心構えを説いた。
「甘い球が来た時『ホームランいける。待ってました』と思いがち。でも前のめりになり過ぎると、大体凡打に終わる」。絶好機こそ瞬時に欲を抑え冷静になれ、という教え。
この言葉を体現していたのは、野村さんが東北楽天監督時代、「必殺仕事人」と呼んだ高須洋介さんだ。2007年7月5日ソフトバンク戦の延長十回1死満塁、高須さんはサヨナラ打を放つ。「おいしい場面」と打席に入り、狙い通りのコースに来た球を仕留めたが、どう欲と向き合ったのか? 仕事人は「言葉は悪いが『駄目なら、ごめんなさい。使った方が悪い』と自分に言い聞かせた」
自己暗示だけで難しい外角低めの変化球を打てるのか。高須さんと試合前練習する打撃投手の話で謎が解ける。「つい打ちにくいボール球を投げても、高須さんだけは『もったいない。ミートの練習になる』と何事もなく打ってくれる」。やはり日ごろの備えがあった。
今の時期、衝動的な買いもので反省した人も多いはず。家の在庫をチェックして、心の準備をしておけば次こそは大丈夫かも。(金野正之)=2020年6月9日掲載
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