宮城、福島で震度6強  福島沖M7・1、津波なし

列車が運転を見合わせたため、乗客で混雑するJR仙台駅中央改札口=13日午後11時30分ごろ

 13日午後11時7分ごろ、宮城県南部、福島県の中通りと浜通りで震度6強の地震があった。両県の消防によると、30人超が負傷した。集合住宅での火災や落石、電線の断線といった情報も相次ぎ、東北地方から関東地方を中心に大規模な停電が発生している。気象庁によると、10年前の東日本大震災の余震とみられる。今後1週間は震度6強程度の地震に注意が必要としている。

 気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約55キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7・3と推定。その後も震度3などの地震が続いた。東北沖を震源とする最大震度6強の地震は2011年4月7日以来10年ぶり。沿岸では若干の海面変動があるかもしれないが、津波の心配はないとしている。

 政府は首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設け、菅義偉首相や小此木八郎防災担当相も入って情報を収集。警察庁は災害警備本部を設置した。岸信夫防衛相は、早急な被害状況の把握や災害対応に万全を期すよう自衛隊に指示した。

 宮城、福島両県も災害対策本部を設置し、状況確認を急いでいる。

 東日本高速道路などによると、東北自動車道、常磐自動車道などが通行止めになった。常磐自動車道では路面の隆起や土砂崩れが起きた。

 JR東日本によると、東北、上越、北陸、東海道の各新幹線が一部区間で停電し一時運休。電力会社などによると、停電も東北から関東、東海の広範囲で少なくとも約90万軒で発生した。

 東京電力によると、福島第1原発は放射線を監視するモニタリングポストのデータの変化は報告されていない。各電力会社によると、宮城県の女川原発で設備に目立った異常はなく、放射線監視装置の数値も変化はない。東通原発(青森県東通村)にも異常はない。茨城県の東海第2原発や新潟県の柏崎刈羽原発も異常はなかった。

 福島県沖で発生した地震で、各地の震度は次の通り。

 震度6強=蔵王(宮城)相馬、国見、新地(福島)▽震度6弱=石巻桃生、岩沼、登米迫、川崎、亘理、山元(宮城)福島市役所、郡山、須賀川、南相馬小高、伊達梁川、桑折、川俣、楢葉、川内村役場、大熊、双葉、浪江(福島)など▽震度5強=仙台、石巻大街道南、塩釜、白石、仙台空港、名取、角田、東松島、大崎、大河原、丸森町役場、松島、七ケ浜、利府(宮城)福島、福島桜木、いわき、白河新白河、須賀川長沼、二本松、田村、南相馬、本宮、大玉、鏡石、猪苗代千代田、広野、富岡、川内、葛尾村役場、飯舘(福島)など

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る