あの日、防災庁舎で(1)震度6弱。「津波が来る」「ここは6mなら大丈夫だ」
「ゴーッ」という地響きが伝わる。築55年の木造庁舎が音を立てて激しく揺さぶられる。「ついに本番がやって来たか」。「来るぞ、来るぞ」と言われていた宮城県沖地震に違いない-。宮城県南三陸町の町職員が一様に身構えた。
2011年3月11日午後2時46分。佐藤仁町長(69)は、本庁舎の議場で定例議会の閉会…
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