色と香りを確かめながら 気仙沼で「三陸わかめ」の初入札

ワカメを持ち上げて品質を確かめる仲買人

 「三陸わかめ」のブランドで知られる県産ワカメの初入札会が24日、気仙沼市波路上瀬向の宮城県漁協わかめ流通センターであった。今年は昨年とほぼ同じ1万2000トンの生産を目指す。

 気仙沼市や石巻市、南三陸町から約110トンの塩蔵が出荷された。県内や岩手県から約40社の買い受け人が集まり、手でほぐしながら色や香りを確かめた。

 今季は海に栄養分が少なく生育が遅れ気味で、初入札も例年より10日ほどずれ込んだ。その後の生育は順調だが、塩蔵は10キロ当たり7292円と昨年より2590円下落。県漁協によると、新型コロナウイルスの影響が原因とみられ、生産者が今より多かった東日本大震災前の水準となった。

 気仙沼市の海藻卸「カネショウ原田商店」の原田浩之専務(60)は「質はこれからという感じ。需要が安定し高値を付けられるように、コロナの収束を切に願う」と話した。

 県産ワカメは全国生産量の3割ほどを占める。入札は5月8日まであと10回、実施される。

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