ホテル佐勘に20億円融資 商工中金など4機関 コロナ対応強化に充当へ

 商工中金は4日、仙台市太白区の秋保温泉の旅館などを経営するホテル佐勘(太白区)に、地元金融機関と協調して20億円の融資契約を結んだと発表した。佐勘は新型コロナウイルスへの対応強化などの費用に充てる。

 契約は2月26日締結。20億円のうち5億円は、一定期間内に必要に応じて借りられる融資枠とした。商工中金が主幹事を務め、杜の都信用金庫(仙台市)、仙台銀行、東邦銀行が協調融資に参加する。

 佐勘は1000年以上の歴史があり、秋保温泉を代表する旅館の一つ。大宴会場の一部を個室に近い感覚で利用できるレストランに改装する予定で、改装費は2億~3億円を見込む。

 先月の地震で一部の浴場に被害があり、修繕計画と合わせて改装時期を決める。佐藤勘三郎社長は「多数が集まる会議や宴会の利用はしばらくは考えにくい。新しい生活様式に合わせ、個人客に満足いただける施設に転換する」と言う。

 融資とは別に、商工中金は1月、返済順位が低く借入金を資本とみなせる資本性劣後ローンで、佐勘に5億円を融資。日本政策金融公庫も近く、佐勘と4億円の資本性劣後ローンの契約を結ぶ予定。

 商工中金仙台支店の担当者は「佐勘の前向きな挑戦に対して融資を決めた。資本の増強と合わせて支援したい」と話す。

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