7年の歩み、未来の糧に 仙台・旧荒浜小の児童がタイムカプセル開封

掘り起こしたタイムカプセルを確認する参加者

 東日本大震災で被災した仙台市若林区の旧荒浜小の児童が、7年前に将来の自分に宛てた作文を入れたタイムカプセルが7日、埋められていた同区の七郷市民センターで開封された。成長した子どもたちや元教員は再会を喜び、震災からの10年を振り返った。

 カプセルは、児童に無料学習会を開いていた支援団体が2014年1月の活動終了時に企画した。子どもたちや地元住民ら計約50人が見守る中、カプセルを掘り起こした。中身は水浸しだったため、関係者が事前に取っておいた作文のコピーを配布した。

 当時、4年生だった高校2年寺嶋花恋(かれん)さん(17)は「家族を大切に未来へ歩んでください」とつづっていた。好きなダンスを続け、今は芸能界に入るのが夢。「つらい経験をしても活躍できると伝えたい。人気者になれたら親に恩返しできる」と決意を新たにした。

 高校3年桜井碧(あおい)さん(18)は、4月から消防設備点検などを担う市内の企業で働く。「震災後に助けてくれた地域の人に恩返ししたい」と語った。

 16年の閉校時に校長だった市職員桜場直志さん(61)は「成長した元気な子どもたちを見られて何より。きっと復興の力にもなってくれる」と目を細めた。

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